保護者の方々へ

お子様に空手を習わせたいとお考えの保護者のみなさまへ

 

極真ルール(フルコンタクトルール)による組手稽古

極真カラテは、実戦を想定し安全性を重視した極真ルール(直接打撃制=フルコンタクトルール)により組手を行います。東京オリンピックで採用された「空手」は直接打撃しない、いわゆる「寸止め空手」ですが、極真空手は直接当てます。少年部は安全のために防具を装着して組手を行います。
※首から上への手による攻撃は禁止されています。

 

ひとの痛みがわかる子に

直接打撃制(フルコンタクト)の空手は痛みが伴います。防具をつけていても、痛いものはある程度痛い。ゲームなどの仮想空間と違い、叩かれば痛く、蹴られれば痛い。痛い目にあい、自分で痛さを知ることにより、相手の痛みも分かる、ひとに優しくできる子になります。

 

集中した1時間稽古

中村道場は中村総帥の思想のもと、合同稽古は1時間です。だらだらと長い時間稽古するのではなく、質の高い稽古を短い時間で集中して行います。おおきな稽古の流れは以下のとおりです。

  • 準備運動
  • 基本稽古
  • 移動稽古
  • キックミットなどを使った対人稽古
  • 組手
  • 締め
  • 道場訓唱和など

 

礼儀とは

空手道場で、礼儀を身につけたいというご希望が多くあります。礼儀や挨拶とは何でしょうか。
日本では帯刀する文化が長らくありました。瞬時に命を奪われる恐れが日常あったのです。そのような殺伐とした中で、人は無駄なトラブルを避ける方法を見つけました。それが「礼儀」です。礼儀により相手を敬う姿勢を見せて、無益な衝突を避けたのです。しかし、昨今は社会では暴力が厳しく禁じられる一方、その安心感からか逆に不遜や無礼が横行する時代になりつつあります。空手では現実的な痛みの恐怖を感じ、その恐れの中で人を敬う本来の礼儀を知る事ができます。
挨拶は「自分はあなたの味方だよ」というサインです。最も簡単な護身術が挨拶です。道場での礼儀・挨拶を学びます。

 

礼儀も挨拶も週に数時間の道場で一朝一夕に身につくものではありません。特に子どもたちには、もっとも身近な大人である親が見本をみせて子どもに伝えるべきものです。

 

そだてる子をそだてる

当道場の少年部クラスは4才以上から小学6年生までが一緒に稽古します。上級生、上級者は小さな子どもの面倒をみないといけません。小さな後輩達を育てる、優しく強い先輩となる子どもを育てます。

 

ともに戦う友と出会う

極真会館中村道場では定期的に大会や審査会などの試練があります。上新庄道場では、一緒に稽古する友達や父兄との交流にも努めています。
・春の道場イベント
・道場夏祭り
・年末稽古納め
などの道場イベントを通じて世代を超えた道場生や父兄、道場生の家族との交流を深め、厳しい試合・審査にもチーム上新庄として、試練に立ち向かう強い道場を目指しています。

 

伝統を重んじる稽古

極真空手中村道場では組手だけに偏重することなく、基本稽古・移動稽古・型を重んじます。これらは定められた動きを反復して稽古するものです。繰り返して積み上げる稽古の重要性や、伝統的な動きの中にある体の正しい動かし方を学びます。
これらの稽古は老若男女を問わず、一緒に稽古できる素晴らしい稽古方法です。

 

極真空手は勝負偏重主義

昨今の学校教育は平等、個性を重んじます。しかし、現実の社会には勝ち負けや順位が必ず存在します。
極真空手は直接打撃制で、力や技術により明確に勝敗を決めます。そこに言い訳は存在しません。大きい人が当然に勝つ。小さな人が大きい人に技で勝つ。ルールの中で、体も使い、頭も使い、諦めずに勝つ!それが極真精神です。
型試合では伝統的な型を正確にトレースすることを競います。そこに個性や自由はありません。決められたことを正確にやる事を学びます。結果があってこその努力です。勝負偏重するからこそ、強い自分に出会えます。